『真あたらし いのち響かせ 南無の声』

 新年あけましておめでとうございます。

新しい年を迎え,心を新たにしてお過ごしのことと思います。

心よりお慶び申し上げます。

このように新年を迎えるということは,一般的にめでたいこと,慶事となっています。

なぜ新年はめでたいのか,少し考えてみたいと思います。

 私達は人生の節目を慶び事として祝います。

誕生日や七草,卒業や入学,結婚等,人生の中で一つ一つの区切りを過ぎたことを祝うのです。

新年を迎えるということは,昨年一年を過ごせたということ。

即ちこの一年間私の命が保たれたということです。

 そこには「私の命はいつ終わるか分からないものだ」という現実があって,そうであればこそ節目を迎えられたことへの感謝,喜びがあるのです。

そして節目というのは次へのスタートでもあります。

一年が終わってまた新たな一年が始まるのです。

 さあ,まっさらな新しい日々が私達を待っています。

どの一日も私達にとってかけがえのない大切な一日。

今年も一日一日を大切に過ごしていきたいものです。

そして,南無阿弥陀仏の念仏となって私に届いて下さる仏さまに包まれた,いのちよろこべる一日として…。