「みんなの命輝くために」(中旬)節目の年、一人ひとりが真剣に考え行動しなければいけない

今年2015年というのは、ある意味節目の年でございます。

ちょうど30年前、1985年8月12日にあの日航ジャンボ機の墜落事故がありました。

単独の航空機事故としては世界の歴史の中で最も大きい事故でした。

奇跡的に4人の生存者が確認されたのですが大型旅客機でしたので、512名の方が犠牲になりました。

それから10年たった1995年、1月17日に阪神淡路大震災が起きております。

発生直後に5502人の方が亡くなって、その後震災関連死まで含めますと6434人の方が亡くなられてる。

そして、まだ震災の爪痕も生々しい中、あのオウム地下鉄サリン事件が同年の3月20日に発生するわけです。

それからちょうど10年後、関西のJR福知山線の脱線事故がありました。

通勤電車が尼崎のマンションに突っ込むという大変悲惨な鉄道事故により107人の方がお亡くなりになりました。

日本の事件・事故の歴史の中で5本の指に入るような大きなものが10年ごとに起きている。

自然災害もあれば、テロもある。

私たちの国は天災のときも人災のときも人々が肩を寄せあって生きてきました。

これからも力を合わせて暮していかねばなりません。

当地では、川内原発の再稼働という目の前の問題がありますね。

もちろん様々な課題をクリアしなければいけないし、幅広い議論と検証をつくさなければならないと思うんです。

ただ、本当に再稼働を決定するというのであれば、是非ともあの福島の第一原発の周辺の現状、先祖からの地に入ることさえ出来なくなったという現実を見てからにしてほしい。

そして避難なさっている方

々の、どなたでも結構ですから一度お話をきいて、それでも必要だというのであれば、それをもって決定していただきたいと思います。

少なくとも私は、あの福島第一原発の今の状況を見れば、軽々にもう一度動かそうということにはならないと思うのです。

改めて鹿児島の皆さんに熟考に熟考を重ねてほしいというのが偽りのない私の思いでございます。