先月、いとこ会が開催されました。

先月、いとこ会が開催されました。

このいとこ会はもう40年以上前から毎年行われているもので私も小さい頃、父に連れられて参加していました。

そして、今度は私が親となり子どもたちを連れて参加する立場となりました。

鹿児島・熊本・宮崎にそれぞれ住んでいる親戚が持ち回りで担当をします。

今回は私が担当となり鹿児島市内で開催することとなりました。

数カ月前からホテルを予約し、案内状を送付し、後は当日を待つばかりとなりました。

ちょうどその頃、テレビ・新聞等で桜島が大きな噴火をする可能性が高まったということが連日報道され、島内の方々が一時避難をされている時期でもありました。

サマーナイト花火大会も中止になり多方面で影響が大きくなっていました。

大きな噴火が起こらなければいいがなぁと心配していました。

結果的には大きな噴火も起こらずに無事いとこ会が開催できホッとしたことでした。

いとこ会当日には39名の参加がありました。

毎年30人以上集まるお盆過ぎの恒例行事になっています。

しかし、会を重ねるにつれて最近は参加者も段々と高齢化していき、ここ数年だけでも多くの方々がお浄土へ往かれました。

今年4月にも、今までいとこ会に長年にわたって参加されていた方がお浄土へ往かれました。

その方を偲びながら開催したことです。

懇親会の中である方が「いとこ会とはいうけれどもおそらくお互いの関係を詳しく説明できる人はごくわずかではないか。

この機会にお互いの詳しい繋がりを知りたいのでそれぞれ自己紹介してもらえないだろうか」と提案がありました。

それからそれぞれにマイクがわたり、詳しくその繋がりについてお話頂きました。

お酒をだいぶ飲んでいましたので記憶も曖昧な部分がありますが、ある程度はその関係性を理解することができました。

これまでは「なんとなく関係があるんだろうな」と思っていた曖昧な部分がはっきりとし、更に絆が深まったように感じました。

私の父の世代までは本当の意味でいとこ会でしたが、今はもう孫・ひ孫へと繋がっています。

何もわからず小さい頃に父に連れられ参加し、皆さんに可愛がってもらって大きくならせていただいた自分があります。

年に一度のこの会を、本当に皆さん楽みにされておられることが言葉の節々に感じられます。

皆さんのためにも、自分のためにも、これからもこのいとこ会を子や孫の世代まで続けていきたいと思う夜になったことです。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。