スマートフォン片手に道を歩く人を多く見かけるようになりました

先月末あたりから、スマートフォン片手に道を歩く人を多く見かけるようになりました。

おそらく、「ポケモンGO」というスマホ・ゲームが原因でしょう。

このゲームは、現実の世界を歩き回って、様々な種類のポケットモンスターを集めたり、育てたりするゲームです。

色々な場所を巡らないと、モンスターを集めることができないので、多くの人が様々なところへ出かけます。

私も話題に便乗し、早速ダウンロードしてみました。

すると、どうでしょう。

私の地域は山間部からなのか、ポケモンと出会いません・・・。

そこで市街地に出かけプレイしてみると、私の地元とは大違い!

ポケモンがたくさんいますし、ジムやスポットというゲーム内の施設がたくさん存在しておりました。

このスポットという施設は、寺社仏閣や歴史的な場所などが指定されていることが多く、普段何も気づかずに通っている道でも、新たな発見などもあります。

このゲームがヒットしたのは、現実の場所を歩いてプレイすることにより、自分自身がゲームの世界観をリアルに感じられることなのかなと思います。

このゲームによって、外出する人が多くなり、それによって大きい経済効果も予想されているようです。

また、今まで見過ごされていた所がポケモンの出現地として注目されるようになったり、あるいは鳥取砂丘などのような場所は、広大で安全な環境でゲームを楽しめる場所としてこれまでとは違う面から人気が高まったりするかもしれません。

その反面、デメリットも少なからずあります。

歩きながらプレイしたり、自転車、自動車に乗りながらプレイしたりする…、いわゆる“ながらスマホ”です。

歩きながらプレイすると、画面に目が釘付けになって周囲が見えなくなる危険があります。

また、自転車や車の運転中など、プレイするのはもってのほかです。

中には、つい入ってはいけない場所に入ってしまう方がいたりするなど、既に様々な問題がニュースで報じられています。

“私は、ちゃんと気をつけているから大丈夫”と思っても、つい熱中しすぎて我を忘れてしまうことがあるのが人間です。

熱中するあまり、周りが見えなくなり、その結果何か起こってしまっては一大事です。

プレイヤーとすれば、たくさんのポケモンを集めて達成感を味わうことも大事なことでしょうが、自分が楽しむ一方で、他人に迷惑をかけてしまうのは考えものです。

プレイする時は、周りをよく見て安全を確認してから楽しむようにしていただきたいものです。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。