彼岸も過ぎ、本格的な秋を迎えようという今日この頃ですが、如何お過ごしですか?
この季節、週末ごとにあちらこちらで黄色い声援が聞こえます。
あなたの街ではどうですか?
そうです。
運動会の季節ですね。
先日は、私の娘の幼稚園の運動会がありました。
秋晴れの中、園児の一生懸命の姿に感動を覚えることでした。
園児も年少さんあたりはまだ競争意識もなく、楽しくかけっこする姿が微笑ましいのですが、年中さん、年長さんになると皆必死です。
途中でこけて悔しがる子や、一番になれずに泣いてしまう子など、競争心の芽生えを感じさせてくれました。
「2番じゃダメなんですか?」
というフレーズも流行りましたが、今の世相が競争社会であることは間違いありません。
人よりも少しでも上を目指す。
そんな風潮です。
しかし、幼稚園の運動会を見ていて感じることですが、やはり生まれながらに足の速い子、運動能力が高い子がいます。
それに対し、生まれながらに足の遅い子、運動能力の低い子がいます。
それは仕方のないことです。
だからといってかけっこ競争を否定するつもりはありません。
数年前に、かけっこの順位をつけない学校があると話題になったことがありますが、それはそれでおかしいことと思います。
順位をつけないことが、等しい社会ではありません。
足の速い子も遅い子も、それぞれを認めあっていく社会、それこそが等しい社会ではないでしょうか?
それぞれが持つ個性を尊重していける社会、それが御同朋の社会です。
「天上天下唯我独尊」
お釈迦様のお言葉です。