私的なことではありますが、先日夏風邪をひいてしまいました。
耳鼻科で薬を処方してもらい、1週間ほど薬を飲んでおりました。
薬を飲んでいると、ただ
「薬を飲む」
と言っても、実はいろんな注意点があることに気づかされます。
まず、薬は基本的には水で飲むことがよいようです。
最近若い人の中には、ジュースと一緒に飲む人も多いようですが、成分によっては影響を受ける薬があるそうなので避けた方がよいようです。
また、お茶を普段から飲んでいる人は、お茶で飲む場合もあるようですが、濃い場合は吸収が悪くなるそうで、薬の効果が十分にでないこともあるそうです。
最近は、水というと、ミネラルウォーターを買って飲むということも多くなりましたね。
実は、一口に水といっても、なんでもいいわけではなくて、硬度の高いいわゆる
「硬水」
と呼ばれる水や、
「海洋深層水」
は、本来の薬の吸収率が低下するおそれがあるそうなので、薬を水で飲む場合は
「軟水」
とよばれる硬度の低い水で飲むことがよいのだそうです。
時々、水なしで薬を飲む人を見かけることがあります。
これは、薬の効果を半減させてしまう行為で、薬は水と一緒に飲むことで、よく溶けて効果を出すのだそうです。
特に、カプセルなどは水なしで飲んでしまうと、食道にくっつき、そこで薬が溶け出して食道の粘膜をいためてしまうことがあるのだそうです。
「薬を飲む」
というのは、特にとりたてて意識するほどのことのない単純な行為であるかのように思えますが、実際にはいろいろな注意点があります。
しかも、本来は身体を健康にするために飲んでいるはずの薬が、用いる際に私たちが用量・用法を守り正しく服用しないと、むしろ健康を損ねてしまうおそれがあるということには、薬に対する考え方を改めさせられる思いがします。
幸い、薬の効果もあって風邪も治り、健康であることの有り難さを感じています。
病気を通して、考えさせられたり、学んだりしたことを大切にしながら、今日もまた尊いいのちを精一杯生きさせていただこうと思います。