『花びらは散っても 花は散らない』

 道ばたや野原に咲いている花、花壇に咲いている花、どの花も綺麗に咲いています。

しかし、道ばたや野原の花は、綺麗に咲いて人々の目を楽しませた後は、まるで役割を終えたかのようにその後には散ってしまいます。

また花壇の花も、毎日水をまいて世話をしても、やがて花びらは散り、花そのものも枯れてしまいます。

 ところが、それですべてが消え去ってしまうかというと、野原や道ばたの花は翌年にはまた時期がくれば咲きますし、花壇の花も残った種を植えて育てると美しい花を咲かせます。

タンポポのように、花を咲かせた後は、吹く風に種を飛ばして、翌年には別の場所にも綺麗な花を咲かせるものもあります。

桜も春になると花開き・散るということを毎年繰り返します。

私たちもいい時があれば悪い時もあります。

しかし、どのような場合でも、これで終わりということはありません。

良い時、悪い時、どちらを過ごしても、何かを見つけ出して次に繋げていきたいものです。

その時は気付かなくても、あとになってから気付かされて思いなおすことがあります。

私たちの人生は、花のように咲いては散り、散っては咲くことの繰り返しです。

その繰り返しの中から、新しい何かを見つけたり学んだりしながらまえに進んでいきたいものです。