今年の夏は、例年以上に暑かったような気がしますね。
それって、体感でしょうか。
マスコミの所為でしょうか。
連日、
「猛暑!猛暑!」
と連呼されれば、その気にもなるというものです。
実際、気温自体も少し高かったようですが、鹿児島の場合やはり気分の問題が大きいのでしょう。
ここで、少し考え方を変えてみます。
もしこれが、逆に冷夏だったならば、どうだったでしょうか。
はたして、私たちは、心穏やかに過ごせたのでしょうか。
1993年は歴史的な冷夏でした。
私たちは心穏やかにその夏、冷夏を楽しめたのかというと、そうではありませんでした。
覚えておられますか。
なんと、冷夏による農作物の不作に悩まされたのです。
当時もマスコミは連日
「冷夏!冷夏!」
と連呼して農作物の不作、特に米不足を訴え続けたのでした。
当時を振り返ると、細長いタイ米が大学の学食で提供されていたことが懐かしく思い出されます。
結局、私たちは猛暑ならば
「猛暑だ!!」
と騒ぎ、冷夏ならば
「冷夏だ!!」
と騒ぐ、それだけのことなので
しょうね。
仏教でいうところの、
「諦」
とはなにかを考えさせられます。
さて、あと二カ月もすると、冬がやってきます。
気象予報によれば、今年は
「猛暑で、極寒」
との予測が…。
それが当たればば、私たちはやはり
「今年の冬は…」
と騒ぐのでしょうね。