秋ならではの楽しさを見つけていこう

ついこの前「謹んで新年のごあいさつを申し上げます」と、年賀状を書いたような気がするんですが、あーーーーっという間にもう秋。

歳を重ねる毎に、1年が過ぎるのが早いように感じるようになってきました。

今年の夏は、「夏らしい!!!」ことがなかなかできませんでした。

海にも行かず、バーベキューもせず、敢えて言うならばビアガーデンと、子ども会で行った“すいか割り”くらいでしょうか。

3年前からシュノーケルに興味をもち、時間があれば坊津や阿久根、遠くは奄美大島でシュノーケルを楽しんでいました。

が、今年は楽しみの一つであるシュノーケルもするチャンスがありませんでした。

実は、元々、海の中、水の中が怖く、シュノーケルなんて全く興味がなかったんです。

ところが、数年前、南国へ行ったとき、あまりの美しい海に感動し、自分の水中への怖さも忘れ、思わず現地のシュノーケルツアーに申し込んでしまいました。

最初は浮き輪に掴まり、顔を海面につけることすらできない…といった有り様でした。

でも、海中は澄みわたる美しさ。

怖さを圧し殺して海面に顔をつけてみたところ…何てことない!!!

ついさっきまで怖い、と思っていたことが嘘のように、自ら浮き輪を離し、海中へ潜っていきました。

カラフルな熱帯魚に、珊瑚の群れ。

それ以来、シュノーケルにハマっていったんです。

ところが、今年は海に行くことにすらできず、残念に思いながら、夏が終わり、秋がやってきました。

秋を迎えて、思ったこと。

「日本に生まれてよかった!」

「四季があってよかった!」

秋といえば、食欲の秋、読書の秋等々、四季の中でも過ごしやすい季節。

夏ほど賑やかな雰囲気は無いけれども、秋は秋なりの美しさがあります。

鹿児島ではもうしばらくかかるような気がしますが、ニュースを見ていると、全国各地で紅葉の模様が写し出されます。

美しい…

秋が過ぎると冬が到来。

寒いだけで、出不精になりがちですが、たまに朝早く目が覚めて、新聞を取りに外へ出ると、シーンと静まりかえり、全てのものが澄みわたっている。

美しい…

寒い寒い冬が終わると、なんとなくホッとする春がやって来ます。

進級、進学などの新生活に、花見。

様々な花が咲き乱れ、緑も青々として見える。

美しい…

大好きな夏は終わってしまったけど、美しい季節が今からまだ続くんだな。

もう秋。

秋ならではの楽しさを見つけていこう、と思った今日この頃です。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。