大晦日の年越しから元旦、お正月の恒例として、多くの方が初詣に行かれることと思います。
特に有名な神社や寺院となれば正月三が日の初詣客の人数も話題となり、数万、数十万という報道に驚いたりもします。
初詣の楽しみとして、縁日をぶらぶらしたり美味しそうな露店が軒を連ねる参道を歩いたり、伝統的な神事や舞台を見たりなど様々ありますが、やはり一番の楽しみはおみくじを引くことではないでしょうか。
今年一年を占う年始めに引くおみくじは、とりわけ特別な意味も込めてその期待も大きいものがあるのでしょうか。
ただし、仏教徒であれば、一番大切にしたいことは、まず一番身近な家庭のお仏壇や、所属する寺院への参拝を忘れてはいけません。
神社や自分の信仰する以外の宗教施設への参拝をしてはいけないというのではなく、ご自身の信仰の姿勢を正しく持ち、浄土真宗門徒であれば阿弥陀様を礼拝する姿を大事にしていただきたいのです。
おかげさまでお正月を迎え、年齢を一つ重ねることができたこと、年の初めにあたりそのいただいた命に感謝の思いを新たにお参りさせていただくことは、私たちの大切な姿勢であると言えましょう。
どの寺院も1月1日は「元旦会」をお勤めしています。
どうぞお正月はまず、所属のお寺に新年最初の参拝に行かれてみてはいかがでしょうか。