「その願いの先にあるもの」
「どうか、うまくいきますように」
「願いが叶いますように」
神社やお寺で、そう手を合わせたことのある方は多いと思います。
でも、少し立ち止まって考えてみてほしいのです。――
「家族が健康でありますように」「子どもが合格しますように」
つまり、願いの裏には「自分が安心したい」「
仏教では、人は誰しも「思い通りに生きたい」
でも現実は、自分の思い通りにはなりません。健康も、仕事も、
仏教の教えに触れると、「欲を持つことが悪い」
「これが手に入れば幸せになれる」と信じて、その“条件”
仏さまの教えは、そうした迷いの中にある私たちに「もうすでに、
本当の安心は、何かを手に入れた先にあるのではなく、
願うことが悪いわけではありません。
でも、願う“その心”を見つめ直す時間も、とても大切なのです。