MC 私の住まいは奈良県です。
そんなに大都会ではないのですが、いいところです一番有名なのは「鹿」です。
今、この鹿が「すごく賢い」ということで、外国人観光客の話題になっているようです。
鹿にあげる「鹿せんべい」の食べ方なのですが、ぱぁっと食べに来るんじゃなくて、鹿せんべいを持ってる人の前に行って、「ちょうだい」ってお辞儀をするということです。
もう一つは、信号待ちをするということ。
赤信号だったら絶対渡らないで、青になった瞬間に渡るという、そんな「賢い鹿」のことが話題になっています。
鹿児島は、私は実は初めてではなくて、数十年前、子どもの頃に寄らせていただいたことがあります。
私の父が鹿児島市出身で、武町で生まれ育ちましたので、その祖母の家に、子どもの頃に遊びに来たことがあるのです。
明日まで滞在しますので、今回はしっかり焼酎も頂いて帰りたいと思っています。
次の曲は「ダニー ボーイ」です。
戦地に行った息子がいつか帰ってくるんじゃないかずっと信じて待っている、そんな親心を歌った曲です。
演奏♪ ダニー ボーイ
MC 私の母親のとことについても少しお話したいと思います。
母親は外国人です。
インド人なのです。
すごくしつけが厳しくて、私が高校生の頃は門限が夕方の4時。
4時には家に帰っていました。
友だちがこれから遊ぶっていう時に「じゃあ帰るね」って帰っていたので、すごく寂しい時期もあったのですが、今となれば厳しく育ててもらって良かったと思っています。
母は、はるばるインドから日本に嫁いできて、すごく苦労したようです。
特に言葉で苦労したと聞きました。
私は小さい頃、母親がインド人ということで、ちょっといじめられたり、嫌なことを言われたりしたことがありました。
しょんぼりしながら家に帰っていました。
でも、家の玄関を開けると、毎日必ず笑い声が聞こえてくるんです。
母は友だちが非常に多く、いろんな国の友だちがたくさんいました。
インド、アメリカ、ブラジル、中国、台湾、ロシアなど、本当に様々な外国のお友だちがいて、みんなで笑って、賑やかに楽しそうに時を過ごしていました。
母は根っから明るい性格でした。
だから、これまで何とかやってこられました。
そんな母を見て育ちましたから、私も「こんな小さなことで悩んでもしょうがないな」って思ったんです。
みなさんは、金子みすゞさんをご存知ですか。
すごくいい詩を書かれる方です。
この金子みすゞさんの詩に大好きな言葉があります。
「みんなちがってみんないい」。
私、大好きなんです。
母を見ていると、その詩を思い出します。
国も違うし、言葉も、宗教も、文化も違うけれど、ただここで冗談を言い合って笑ってる母。
その母を見て育ちましたので、今ではいろんな大事なことを教えてもらったなと感謝しています。
次は、ジョージ・ガーシュインの遺作となった曲で、亡くなられてからお兄さんのアイラ・ガーシュインが弟のことを思い歌詞を書いたといわれる曲「わが愛はここに~ラブ イズ ヒア トゥ ステイ」をお届けします。
演奏♪ ラブ イズ ヒア トゥ ステイ
MC 続いてはバラードです。
「私の愛する人はどこにいるのかしら。ずっと探し続けているんだけれどもなかなか見つけられない。もしかするとその人はカッコいい人ではないかもしれないけれど、私にはとても大事な人」
「サムワン ウォッチ オーヴァー ミー」をお届けします。
演奏♪ サムワン ウォッチ オーヴァー ミー
MC 「ご縁」ってすごいですよね。
一つ一つが繋がって、今まで知らなかった人と出会えたりする。
一つでも欠けていたら、今こうしてここに立ってコンサートしていないかもしれない。
本願寺のラジオパーソナリテイをさせていただいているお蔭で、鹿児島別院の方に声をかけていただいたり、ジャズも歌っていなければ、ここでこうして歌うこともないし、なんか「ご縁」って本当にすごいなと思うようになりました。
続いてお届けするのはちょっとテンポの早い曲です。
「恋人よ、我に帰れ~ラヴァー カム バック トゥー ミー」をお届けします。
演奏♪ ラヴァー カム バック トゥー ミー
MC 「ご縁がすばらしい」というお話ですが、今日はこうしてみなさんとお会いできて、本当に嬉しく思っております。
人と出会うというのは、こんなに楽しくて素晴らしいことだなってつくづく思います。
人生の財産ですね。
人とたくさん知り合って、自分を知ってもらって、自分がこの世に生きていた証といいますか、ありがたい人生を歩ませていただいている、本当にそう思います。
そんな思いをこめながら、続いての曲をお届けしたいと思います。
だいすきな曲です。
「この素晴らしき世界~ホワット ア ワンダフルワールド」です。
演奏♪ ホワット ア ワンダフル ワールド
MC 今日は、最後までお付きあいいただき、ありがとうございました。
とても、楽しかったです。
また、どこかでみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
徂来真弓をどこかで見かけたときには、声をかけてくださいね。
ぜひ、ラジオも聴いてくださいね。
奈良にも遊びにいらしてださい。
今日は本当にありがとうございました。