7月下旬、すごくお世話になっていた方が、お亡くなりになりました。
仏教婦人会の例会、お寺の役員さん方の会議、その他のお寺の研修会など、月に何度もお寺にお参りにいらっしゃっており、その都度いろんなお話をさせていただきました。
日帰り旅行にも一緒に行かせていただきました。
一緒に焼酎を呑みながら、仏さまのお話(ご法義)も沢山させていただきました。
これまでのお寺の歴史も色々と話して聞かせてくださいました。
いつもニコニコされていて、おばあちゃんのような存在でした。
私の生まれるずっとずっと前から、お寺にいらっしゃっていて、私の父母はもちろんのこと、私の赤ちゃんの頃からを知ってくださっていました。
そんないつも優しくて、楽しくて、明るくて、おみのりを誰よりも喜んでらっしゃった、お世話になっていたご門徒さんとの、突然のお別れは、すぐには受け入れ難いものがありましたし、心の底から悲しい気持ちになりました。
ここ1年ぐらいお姿をお見かけしなくなり、電話をかけても通じなくて、お元気かな、と気にはなっていたものの、まさかこんなに突然お別れが訪れるとは。
お通夜の席で、これまでの感謝の思いを伝えてきました。
沢山涙があふれてきました。
けれど、こんな辛くて、寂しい別れでも、ふっと「また出遇わせていただくことのできる世界があるんだ」と思うと、少しだけ心が和らいできました。
親鸞さまの、お念仏のみ教えに出遇わせていただいている私は、本当に幸せだなと思いました。
私たちは必ずいのち尽きるときがやってきます。
それがいつなのかは誰にも、もちろん分かりません。
生きたくても命終えていかなくてはならなかった方の分まで、今いただいているこの命を恥じることなく一生懸命生きていかなくてはなりません。
そして、いつかまた仏さまの極楽浄土の世界で出遇わせいただけることをともに喜ばせていただきたい。
そんなふうに思わせていただいた、尊いご縁、出遇いでした。
たくさんお育ていただきました。
ありがとうございました。
お念仏を本当に喜ばれていたお姿を、私は決して忘れません。
私もその喜びを少しでも多くの方に広め伝えていきたいな、と改めて強く思うことでした。