好きな食べ物

好きな食べ物、ありますか。

私は、フルーツが大好きです。

最近は、輸入フルーツや生産者さんたちの努力により、海外が産地のフルーツもたくさん国内で栽培されるようになりました

そのため、たくさんのフルーツに出会うことができて、フルーツ好きの私は、本当に幸せを感じています。

先日、生ライチが八百屋さんに売っていたので、早速購入して食べました。

冷凍ライチはよく食べるのですが、生のライチの味はまた格別でした。

台湾パインというのも甘くて美味しかったです。

ブルーベリーも今が旬ですね。

桃にぶどうに…と、楽しみは尽きないです。

だから「世の中に、世界中に美味しいものがあってよかったな」と、真剣に思います。

そして、そのことに「ありがとう」と、感謝する毎日です。

ところで、先月の東京オリンピックの開会式を見ていると、世界にはいろいろな国があることを改めて知りました。政治体制や国内の状況も様々で、中には、そういう中からこの場に立つまでには、想像できないような大変なことがあったんだろうな…と思う選手もいました。

そんなことから、世界に目を向けてみると、WFP(=世界食糧計画)やFAO(=国連食糧農業機関)などが、去年深刻な食糧不足に陥った人はおよそ1億5000万人にのぼり、前の年より2000万人増えたとする報告書を発表していました。

このうち66%にあたる1億300万人は、内戦や紛争が続くイエメンやシリア、アフガニスタン、それにコンゴ民主共和国などの10か国に集中していて、紛争が食糧危機の最大の要因だとしています。

また、新型コロナウイルスの感染拡大による経済の悪化が、人々の間で食糧不足を招いており2番目の要因になったと指摘しています。

そのうえで、ことしも感染の拡大が続く中、多くの家庭が収入の減少などに苦しむことになり、経済的な影響がより深刻になるとの見方を示しています。

つまり、戦争と感染症の拡大が、深刻な食料危機を招いているというわけです。

世界は今コロナ禍の中にありますが、それは人類の英知によって数年以内には終息すると思います。

けれども、たとえ大戦と呼ばれるような戦争は起きていなくても、内戦や紛争、そしてテロなどは世界の各地で頻発し、依然としてやむ気配がみられません。

誰もが平和で穏やかな日々を過ごせることを願っているはずなのに、なかなかそれが実現しないのは、人間の持つ本質的な愚かさのせいなのかもしれません。

8月は終戦の月ということもあり、各地で戦没者の追悼式や「非戦、平和の集い」などが催されます。

いつか、すべての人々に平和が訪れ、自分の好きな美味しいものを食べて幸せを感じられる日のくることを願うことです。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。