いま、“生きている”

先日、4歳の息子に

「おとうさん、おかあさん、はるくんは、いま、生きてるの?」っと聞かれ、

「そうだね。いま、生きてるねっ」

と答えました。

そんな質問されたことがないので、ビックリ、とても驚きました。

私が答えたあとに、

「“生きてる”のあとはどうなるの?」

と聞かれ、一瞬ためらってしまいました。

子どもなりに不思議に思ったのでしょう。

生きてるって、どんなことなんだろう…

“生きる”が終わったら、どうなるんだろう…

まだ4歳なので、難しいことは理解できないと思いましたが、実際わたしもどう答えてよいのか分からず、

「生きるのあとは、なんなんさーになるんだよ」

と答えました。

「なんなんさーになったらどうなるの?」

と聞かれ、

「おおきなおおきなお庭があって、そこには、はるくんがいて、おとうさん、おかあさんもいるかもしれない。じぃじやばぁばや、たくさんの人がいるかもねっ」

と答えました。

すると

「そうなんだー! おかあさん、早くはるくんを見つけてね!」

と言われてしまいました(笑)

この会話を疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

正直、何が正しい答えなのか、今はまだ分かりません。

でも、それは子どもと一緒に、今後考えていけたらな…、と思っています。

いま、“生きている”

この瞬間を大切にして…

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。