忘れ物対策

2019年をむかえ、今年も新たな1年の始まりです。

今年は5月から新しい元号になります。

平成も4月で終わるため、今年は「平成最後のお正月」ということで、いつもとは違った気持ちで新たな一年をむかえられた方も多いのではないかと思います。

さて、新たな1年ということで私も今年の目標をたててみました。

私の今年の目標は、『物忘れを減らす』ということです。

年々物忘れがひどくなってきていて、5つくらいすることがあると1つは忘れてしまうという感じです。

よく「何かすることを忘れてしまったときには、する前の場所や状況にもどってみるといい」と言われたりしますが、私はなかなかこの方法では思い出すことができません。

そこで、最近初めてみたのが、忘れたら仏壇の前に行って、手をあわせて忘れたことを思い出すまで『南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏』とお念仏を称えてみるようにしてみました。

すると不思議なことに、無心でお念仏を称えるからか、あるいは頭の中がすっきりした状態になるせいなのか、思っていた以上に忘れたことを思い出すことができるようになりました。

一日に何度も仏壇の前に座るようになったため、それをみていた私の祖母は、「急にお参りが増えたが、どうしたんだろう」と思ったそうです。

もちろん祖母にもおすすめの物忘れ解消方法、ということで伝えました。

祖母は「その方法で思い出すのはあなただけじゃないの(笑)」と笑っていましたが、おかげさまで、お参りも自然とできて、よい習慣がみについた気がします。

もちろんお念仏のお心そのものが思い出させてくださっているわけではないのですが、それでもより尊くお念仏を味わうご縁としていくことができるようになった気がします。

みなさんもぜひ、お念仏を称えて今年は物忘れを解消してみてくださいね。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。