先日、2歳の園児に、
「ママが“先生に行くよ”って、言ったよ」
と、朝言われました。
園児は友人の子どもで、その前日
「午後から検診に行くから、早くお迎えに来ます」
と言うので、
友人である母親に
「たまには、朝から休んで、一緒に居たらいいよ」
と声をかけていました。
母親も、
「じゃあ、休むことなんてないし、明日は1日一緒にいます」
と言って、降園していきました。
すると、次の日ニコニコ顔で走って、登園してくる園児に
「おはよう」
と声をかけると、拙い言葉で
「ママが“先生に行くよ”って言ったよ」
と。
お兄ちゃんやお姉ちゃんもいて、またすぐに赤ちゃんも生まれてくるから
「もう滅多にとれない、2人時間だったんじゃないかな」
と思いました。
いつもより早めのお迎えの時間を迎え
お迎えにきた母親がすぐにこう言ってきました。
「昨日から、ずーっと、明日は、1日ママと一緒にいるよ
って、言ってたんだけど、
彼が今朝
“保育園に行く”
という意思表示をしたので、送り出してしまった」
と。
「そうだったんですね!」
と言いつつも、
内心では、
「あーー!! 嘘ついたな」
と思いました。
でも、その反面
嬉しい気持ちにもなりました。
私に嘘をついてまで、
「保育園に行きたい」
と、保育園がその園児にとって楽しみな場所であるということ。
2歳になり、嘘をつく。
ということを覚えたこと。
子どもは成長する過程で
本当に毎日変化し、
さっきまでできなかった事が、
急に今できたりします。
それを見ていると、
嬉しい反面、
成長の速さ、
手を離れていくという寂しさも感じつつ、
喜びの気持ちで、
毎日子どもたちをみまもる日々です。