先月、水泳の池江璃花子選手(18歳)が白血病であることが公表されました。
テレビで知り、私自身大変な衝撃を受けました。
その公表を受けて、同じく白血病の経験をされた方々から励ましの言葉が多く出されました。
白血病と2度闘病した経験を持つ俳優の渡辺謙さんは「前を向いて焦らずにしっかり治療に専念してください。祈っています」と激励のコメントを出されていました。
日本国内だけでなく世界中から励ましの声が多く届けられました。
それだけ多くの人々から注目され愛されている選手であることの証だと思います。
池江璃花子選手の白血病公表の後、多くの反響がありました。
病気を公表するということは、大変に勇気のいる決断だったと思います。
自分がこの病気を公表することによって、この病気を多くの人々に知ってもらう機会と受け止め、そして同じ病気で苦しむ人々に対しても共に頑張っていきましょうというメッセージだったのではと思います。
白血病の公表の後、骨髄バンクには、たくさんの方々の問い合わせや資料の請求があったようです。
多くの人々が改めて白血病という病気に向き合う機会となったことは確かなことだと思います。
間近に迫った東京オリンピックのメダル有力候補と言われていただけに今、本人が一番悔しい苦しい思いをされていることと思います。
しかし今は、とにかく治療に専念してほしいと思います。
そしてその結果、東京オリンピックに出られれば最高の結果だと思います。
もし仮に東京オリンピックに出られなくても年齢的に次のオリンピックへの可能性があります。
池江選手は、「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」とコメントされています。
白血病という厳しい現実から逃げることなく、その事実をしっかりとみつめ、前を向いておられる姿をみていると頭が下がる思いがします。
生きていく中では様々な苦しみ悲しみがでてきます。
その現実をなんで自分だけがとただ悲観的に受け止めていくのか、この苦しみの現実にも何かしら深い意味があるのだと受け止めていくかで人生のありようがまったく違ってくるように思うことです。
できうるならば後者の人生を歩んでいきたいそう思うことです。