『よろこびは分かち合って さらに深まる』

私たちは、嬉しいとき、何かの目的が達成された時によろこびを感じます。

また、自分以外の親しい人に嬉しい出来事があった時にも喜んだりします。

このように、自分のことや他人のことで喜びを感じるときに、一人で喜ぶよりも一緒に喜ぶことで嬉しさは増し、快い気持ちになります。

そして、お互いによろこびあうことで、更にその喜びを増やすことが出来ます。

それは、お寺や法事で仏さまの教えを聞くときにも同じことが言えるのではないでしょうか。

仏さまの教えを同じ場所、時間の中で聞くことによって、お互いにその教えのありがたさに気づき喜ぶことで、私の心に深く伝わります。

同時に、私の心に伝わった仏さまの教えの喜びは、一緒にいた人にも同じように伝わり、同じように喜びを感じることが出来ます。

それは、仏さまの教えが、更に広く伝えられることになり、喜びも更に深められるからです。

そして更には、多くの人に喜びを分かち合えるご縁を作って下さった仏さまへの感謝の気持ちとなります。

教えを聞くことのよろこびをもっと分かち合え、そして、さらによろこびが広められることが出来るように大切にしていきたいものです。