仏前に香を供えることを供香といい、お焼香はその一つです。
お焼香は、阿弥陀如来へのお敬いのこころを、香をお供えし合掌・礼拝するという作法に表したものです。
お焼香の作法は宗派によって、様々です。
違う点は概ね2点で、
- 香を額にいただくか、いただかないか、
- お香を香炉に入れる回数です。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)のお焼香の作法のポイントは、お香は額にいただかない、お香を香炉に入れる回数は1回です
近年、お通夜、お葬式などではお立ちのままお焼香することが、多いので立って行う場合は、次の順序で行います。
- 焼香卓の手前で立ち止まって一礼し、卓の前に進みます。
- 右手で香を一回つまみ、額にいただかずにそのまま香炉に入れます。
- 合掌して「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」とお念仏をとなえ礼拝します。
- 卓から後退し立ち止まって一礼し、退きます。
以上が基本の作法です。
座って行う場合も、概ね上の手順に準じます。
自身の宗教・宗派を把握し、正しい作法でお参りいたしましょう。