皆さん、自分の人生を歩いていますが、どういう人生でありたいか、死ぬときにどういう自分になっていたいかということをいろいろ考えながら生きているわけです。

大きな目標はここにあるわけです。

しかし、常にその大きな目標だけを見続けるわけにもいきません。

今日の予定はどうしようかとか、今年の『ハートフル大学』はどうしようかと考えることはたくさんあるわけです。

そうして日々近くの目標を立てながら、大きな目標も見ているわけです。

その自己決定がとても大事なのです。

決めるということは納得するということです。

でも、世の中には「やってあげている」と思う人が大勢います。

私のいとこもそうでした。

私の所に電話をしてきて「私は実家にも帰りたいのに、我慢して夫の面倒もみている。なのに夫は全然理解してくれないのよ」と言うのです。

面倒をみてやっていると思っているわけです。

そう思ってしまうのは、面倒をみると決めていないからです。

やってあげていると思うから、不満が出る。

面倒をみると決めればいいんです。

実家に帰りたいというのも、帰るのか帰らないのかハッキリ決めればいいんです。

帰りたいのに帰れないと思うから、納得していないから不満が出るんですね。

それで、私は「帰りたかったら帰りなさい」「実家に帰らせてもらったら、ご主人に感謝の気持ちがわくでしょう」とアドバイスしたんです。

自己決定とはやることだけじゃなくて、やらないことも決めることなんです。

やりたいのにやらないじゃなく、やるかやらないかをハッキリ決めた方がいいんですね。

そうすれば非常に気が楽になる。

ストレスが半分以上減っちゃうんです。

そして夜も安心して寝られる。

今日やらなかったことは明日やればいいと思えばいいんです。

自己決定をするということは、意識的にやるということなのです。

それに、自分で決めて行動しますから、責任をとるという意識が出てきます。

うまくいってもいかなくても、自分で責任をとるということです。

そして、いい結果が得られると継続するようになります。

自己決定をするということには、このようなプラスの面があるのですね。