「映画 リメンバー・ミー」

以前、ディズニー映画 「リメンバー・ミー」という映画をテレビで観ました。

ご先祖様に秘密があり、観ている私たちも考えさせられるステキな映画でした。

死者の世界は誰にも分らない。

もし、生きているうちにご先祖様に会えて、話ができたら、わたしだったらどんな事を思うだろう。

今の自分を振り返るよい機会かもしれません。

ミゲルの世界は、生きている人たちが死者を祭るために祭壇に、写真やお花(マリーゴールド)お飾りし、お祈りしていました。

もし、祭壇に写真がなくなり、死者を忘れられたら、死者の世界から消えてしまう。

人は二度死ぬということを聞いたことがあります。

一度は肉体的な死、二度目は人々の記憶の中から消え去り、誰からも思い出されなくなった時・・・

この映画の最終的に帰着していくのは、死そのものではない。

むしろ家族という名のルーツ、決して失われることのない絆が描かれています。

両親や祖父母、そのまた先祖へのたまらない愛情の念が沸き起こっていく。

それはきっと「今=生」を見つめ直すことにもつながるはず。

一番身近な宝物を見つけたような気持になりました。

まだこの映画を観たことのない方は、機会があれば是非観てみてください。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。