「法名」について詳しく知りたいので教えてください。

浄土真宗の法名とは、仏法に帰依した人の名前で、“仏教徒としての自覚をもって人生を生きる証”として帰敬式(ききょうしき)を受式されますと「釋〇〇」の名前をいただきます。

帰敬式とは、阿弥陀如来・親鸞聖人の御前で浄土真宗の門徒としての自覚をあらたにし、お念仏申す日暮らしを送ることを誓う、私たちにとって大切な儀式であり、浄土真宗本願寺派のご本山である本願寺、また時期によっては各地の別院やお寺で行われることもあります。

“仏教徒としての自覚をもって人生を生きる証”ですから、ぜひ生前に受式していただきたいと思います。帰敬式を受式されていない方が亡くなられた場合は、一般寺院等の住職が本願寺住職に代わって、法名を授与させていただきます。

法名のあたまには釋(しゃく)がつきますが、これは仏教を開かれた釋尊、つまり、おしゃかさまの弟子【仏弟子】になるという意味で、釋の一字をいただきます。

本願寺では1月1日・1月16日の晨朝後【朝のおつとめの後】、および1月8日・12月20日の終日を除く毎日2回帰敬式が行われます。冥加金は成人10,000円、未成年5,000円となります。

また、ご自身の希望する法名【内願法名】をいただくことを希望される場合は、帰敬式受式の2か月前までに所属の寺院の住職からの申請が必要となります。その際は、受式冥加金10,000円に内願法名懇志10,000円、併せて20,000円をご進納ください。帰敬式受式の申込書は西本願寺のHP「お西さん」の各種お申込みよりダウンロードできます。

帰敬式を受式し、法名をいただき、仏教徒としての自覚をもってお念仏申す人生をともに歩ませていただきましょう。