「よろこびのお参り」ということをお聞きしますが、どのようなものがありますか?

お寺のお参りといえば、お葬儀や年回法要やご命日のご法事とイメージされる方は多いと思いますが、お尋ねにありますように「よろこびのお参り」というのもあります。

例えば、新しいいのちの誕生や成人、結婚、還暦など人生の節目節目を仏前にてお迎えしていただきたいものです。

具体的なよろこびのお参りを紹介いたしますので参考にしていただければと思います。

  • 初参式・・・新しいいのちをめぐまれたことを祝い、阿弥陀如来(仏さま)の前でご奉告するお参りです。
  • 七五三・・・3歳、5歳、7歳の時のお参りです。
  • 七草・・・南九州伝統の行事で、数え歳で7歳を迎える年のお参りです。
  • 成人・・・成人式は、20歳を迎え、一人の成人として社会に旅立つにあたって、これまでお育てにあずかった方々への感謝の気持ちをあらわすとともに、これからも浄土真宗の教えを聞いて人生を歩んでいくということを、阿弥陀如来(仏さま)の前で奉告するお参りです。
  • 仏前結婚式・・・尊いご縁によって結ばれたことを縁として、新郎も新婦もともに阿弥陀如来(仏さま)のお慈悲のなかにあることを感謝しながら、お念仏に薫る生活をおくるということを奉告するお参りです。
  • 歳の節目・・・60歳(還暦)、 70歳(古希)、 77歳(喜寿)、 80歳(傘寿)、 88歳(米寿)、 90歳(卒寿)、 99歳(白寿)、 100歳(百寿)など節目の年を迎えたことへの感謝とお祝いのお参りです。

この他にも、新たにご本尊やお仏壇をお迎えした際の入仏式、自宅等を建築する際の起工式、棟上げの際の上棟式、完成した際の定礎式などもあります。

人生を歩む中で、様々な節目があります。浄土真宗の教えを聞かせていただく者として、人生の節目節目をよろこびと感謝の思いで阿弥陀如来(仏さま)とともにお迎えしましょう。

お参りの際は、事前にお寺にご相談ください。