東京ディズニーリゾート

友人と、なるべく人出の少ない時期を選び、天気の良い頃を事前に調べて、久々に東京ディズニーリゾートに行ってきました。

その成果もあり、ずっと「乗ってみたい」と気になっていたディズニーランドの「プーさんのハニーハント」や「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク”」のアトラクション、ディズニーシーの「タートル・トーク」も少ない待ち時間で乗ることができました。

この他、絶叫系が苦手な私に、友人が「カリブの海賊とインディー・ジョーンズ・アドベンチャーは大丈夫じゃないかな」と勧めたので、先ずはディズニーランドの「カリブの海賊」から並んでみました。

乗る時、安全バーが下がってこなかったこともあり、私は「イッツ・ア・スモールワールドみたいな世界が広がるんだろうな」と、ゆったりした気持ちで乗っていると、先に出発した乗客から「キャー!」という悲鳴があがりました。

その声を耳にした瞬間、真っ暗で周りが見えない中、一瞬で「やばい、何かが起こる…」と、私は不安と焦りを覚えました。

そこで、体に目一杯の力を入れて覚悟をしたところで、ボートは急降下していきました。

その後は特に怖くもないのに、手に汗を握ったままずっとビクビクし続けでした。

「カリブの海賊」は、そんな感じの中で無事終わりました。

次のディズニーシーの「インディー・ジョーンズ・アドベンチャー」は、同じように急降下するところがあっても、今度は既に心がまえがあったのと、「カリブの海賊」に乗れたということが私の中で一種の自信になっていて、むしろ楽しさを感じられるほどでした。

それまで、「苦手だ!」と思っていた絶叫系のアトラクションを二つも楽しめたことが嬉しくて、帰ってきてからは会う友人、会う友人に、「(絶叫系に)乗れたのよ〜!」という話をしました。

ところが、なぜか返ってきた言葉は「でもね、タワーオブタラーだけはもう乗りたくないよ。

怖さの記憶しか残ってないからね」などと、私の乗っていないアトラクションについての話ばかり。

始めは、私の話を聞いてくれると思っていたのですが、みんな同じように自分の体験を語ってくれるのが、意外で、そして面白い反応でした。

今回、ディズニーランドに行って、私はとても心に残った出来事がありました。

宿泊先のホテルからディズニーリゾートまでは、歩いて行くには少し距離がありました。

そこで、私は毎日バスを利用したのですが、そのバスは、ディズニーリゾートで働く人の通用口の前を通りすぎていくルートを通っていました。

私は、バスの窓から外を眺めていたのですが、そのためたくさんの人達が通用口に向って歩いて行くのが見えました。

その通用口付近を見ると、警備を担当するスーツ姿の男性が立っていました。

ディズニーリゾート最終日の朝も、同じように通勤の様子を見ていると、いつも立っているスーツ姿の男性がこちらの視線に気付き、笑顔でおじぎをされました。

私は、これまで一般に関係者専用の入り口にいる人や警備にあたっている人のイメージといえば「無表情で威圧的」といった印象が強かったので、「笑顔でのおじぎ」に逆に良い意味で驚き感動してしまいました。

ディズニーリゾートの中で働いている人たちに対しては、「親切で笑顔に溢れている」といった印象があったのですが、パークの中だけでなくこうして外でも、みんなでディズニーリゾートの雰囲気作りを大事にしているのだと、改めて感じました。

今回のディズニーリゾートへの旅は、キャラクター達といっぱい握手をしたり写真を撮ったりして楽しめただけでなく、いろいろなところでたくさん感動して、朝から夜までたくさん楽しめて、とてもいい時間を過ごせました。

また、何よりも強く感じたのは、「ディズニーリゾートは、行ってみて、ほんとうに実感する夢がかなう世界だ」ということです。

子どもから大人まで、いくつになっても、とっておきの魔法を楽しめる素敵な場所だと思いました。

それを支えてくれている、たくさんのスタッフに感謝したいです。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。