私は本当に哀れです。
鼻から鼻毛が出ていても、鏡を見たり他人から教えてもらったりしないと気づきません。自分のことは私が一番分かっているようで、分かっていないのが人間です。
それなのに自分の幸せの為なら他人を陥れたり、傷つけたりしてしまいます。自分は言われたくないのに平気でひどい言葉を口にもします。
他人の気持ちなんか気にしていないから“おごる”んでしょうね。どんなに素敵な人であっても、魔が差せば自己中心に振る舞います。
また、他人のことばかり気にしてしまうから“おごる”んでしょうね。他人と比べないと、自分の幸福感が感じられない哀れな者です。
人それぞれ考え方や価値観が違います。だから対立するものです。この違いが大きくなったのが戦争なのかもしれません。
争いのほとんどは信仰や思想、文化や価値観の対立によるものです。戦争や内紛が後を絶ちません。他国や他組織と自分たちを比べるからでしょうね。宗教は命の行く末や命の存在と向き合うものです。しかし、ときにこの宗教が簡単に人を殺します。生まれたての赤ちゃんを爆弾で平気で殺すのが宗教です。とても悲しくてしょうがありません。
ひとの心は誰にも見えません。だからこそ、見えるものよりも大切にしなければなりません。自分のすがたを教えてくれる鏡が必要です。