お寺の本堂やお仏壇の前など、大小の違いはありますが音を鳴らす鐘が置いてあると思います。
本堂などに置いてある大きいものを大キン(ダイキン)、ご家庭のお仏壇など小さい形のものはリンと呼びます。
いつ鳴らすのかというと、それはお勤めの時のみに鳴らしますので、それ以外の時に使用することはありません。
例を挙げると、お経の始まりは2打、途中の区切りで1打、そしてお経の終わりに3打というふうに、お勤めの際の合図として用いるのがキンやリンの役割です。
お仏壇などでお参りするとき、まずリンを鳴らしてから手を合わす場面は皆さんもよくイメージされるのではないでしょうか。
ですが、本来はそのようにお勤めの場合に使用するものですので鳴らす必要なありません。
合掌礼拝する場合は、お焼香、またはお線香を御供えしてから手を合わすようにしてはいかがでしょうか。