お供え物はいつ下げるのが良いのでしょうか。

お仏壇に日々様々なものをお供えすると思います。表題の件につきまして、食べ物関係が気になるのではないかと思います。毎日お供えするお仏飯や頂き物のお菓子、お野菜、果物などは、ほうっておくと傷んでしまう可能性があります。ある程度日持ちするお菓子は良いかもしれません。

またお野菜や果物も1日ぐらいは持つでしょう。しかし、お仏飯は、朝にお供えをして夜まで下げずにいると、傷んでしまうこともあるかと思います。出来ればお仏飯は朝にお供えをし、正午までには下げて頂ければと思います。その他の食品もお供えをしたら傷む前に下げて頂き、家族、親せき、友人等みんなでもったいなくないように頂いて下されば有難いことです。

たまに屋外のお墓や集落の納骨堂のお供えものの中に、食品などを腐らせてしまっているものを見かけることがあります。とてももったいないことです。お墓、納骨堂にお供えをしたならば、手を合わせお念仏を称え、可能であれば短いお勤めをし、それが終わったならば下げても問題ありませんので、お供えしたものを放置するのではなく出来るだけもったいなくないようにして頂ければと思います。

また、お仏壇にて使用される蝋燭、お香、お花も大切なお供えものです。蝋燭は火をつけますと明かり(灯明)となり、私にとどいて下さる仏様を表します。お香はお浄土の清浄な世界を表す香りになります。お花は私たちに命の儚さを教え、仏様の慈悲を表すとされています。いずれも大事なお供え物ですので、日々の生活の中でお仏壇にお供えして頂ければ有難いことです。