アパートやマンションなどでお仏壇を置くスペースがないとお困りになる方も多いようです。
そういった住宅事情の変化にあわせて、サイズも仕様も様々な仏壇がお仏壇屋さんでは販売されています。
浄土真宗本願寺派の御本山からは、故郷を離れて生活されているご家族にもご安置いただけるよう、「いちょう」・「きく」という御本尊が準備されています。
これはマンションなど、仏壇を置くスペースのない現代の住まいに合わせたサイズです。
http://www.hongwanji.or.jp/sanpai/entry.html (浄土真宗本願寺派ホームページ)
立派なお仏壇がスペースの問題などで求められなくとも、「いちょう」または「きく」の御本尊を立ててその前に小さいローソク立て、香炉(こうろ)、花瓶(かひん)を置いていただいたらよろしいかと思います。
また、お仏壇を置く場所ですが、それぞれのご事情に合わせて以下の点にご注意ください。
〇仏様が粗末(そまつ)にならない場所
椅子でお参りするか、正座などをしてお参りするかにもよりますが、お参りするときに御本尊の阿弥陀さまを見下すような形になるのは好ましくありません。
また、トイレの近くや押し入れなどに雑に置くのも避けたほうがよいでしょう。
〇みんながお参りできる場所
独り暮らしには関係ありませんが、家族がいらっしゃる場合、個人の部屋よりは家族みんなが集まるリビングなどがよろしいかと思います。
家族みんなでお仏壇に手を合わせる生活をさせていただきましょう。
〇お仏壇が痛まない場所
湿気が多かったり、直射日光が当たる場所は仏壇が痛む原因になります。
何よりも大切なのは仏様へのお敬(うやま)いの心です。
それぞれの住宅事情のなかで仏様へのお敬いの心をもって場所を決めていただけたらと思います。(方角は気にする必要はありません)