「お互いさま」許されながら生きている

満員電車に乗った時や車が渋滞している時に、「何でこんなに混んでいるんだ。同じような時間に乗らないで」と思うことでしょう。満員電車や渋滞は自分以外の人や車のせいで起こっているかのような勘違いをしていまいます。よく考えてみると、満員電車の中の1人は私です。渋滞している車の一台は私の乗っている車です。「お互いさま」です。

おいしい食事をいただきました。その分の代金を払うのだから、「感謝されこそすれ、感謝する必要はない」と思っていませんか。お金があっても、その料理を作ってくれる人や農家さん、漁師さんがいなければ食べることはできません。「お互いさま」です。

お互いに色々な思いや苦労をやりとりして生きているのです。それらに思いを馳せ、感謝する言葉が「お互いさま」でありましょう。