今年もお盆が過ぎ、残暑厳しい中にも秋の気配を感じられるようになってきましたが、そのような中で、幼稚園や保育園の2学期の運動会や発表会等の行事の事を考え、寺の方でも彼岸法要や報恩講の事を考えています。
毎年の事とは言え、今年もついにこの時期がやってきたのかと思うと、そのあまり多忙さにふと溜息が出ることもあります。
しかし、毎年忙しいと感じながらも、時の流れはあっと言う間に過ぎて去り、気がついたら年末になっています。
20代の頃は、時の流れを感じることはあまりなかったのですが、30代になってそのことを感じる機会が増えてきました。
しかし、考えてみますと、それは一日一日が大切であり、だからこそ時間を無駄に出来ないののだということです。
つまり、その時その時を生かされている喜びであり、いつどうなるか分からない私のいのちだからこそ、忙しく出来ることをありがたいと感じることが大切であると気づかされるのです。
同時に、それに気づくことが出来たのは、私が仏教に出会い、教え聞くご縁に会えたからです。
私が仏教の勉強をしていた所である先生が
「仏教は一生勉強していくものだ。」
と言われたことがあります。
その言葉通り、仏教をもっと勉強し、更にその教えを人びとに伝えていくことがとても大事なことであると強く感じさせられました。
そして同時に、限りあるこのいのちと時間を無駄にしないように過ごしていきたいと思うことです。