私の幼稚園・保育園では、毎月16日は合同で本堂にお参りをします。
2月は親鸞聖人の月命日とお釈迦さまの亡くなられた日と伝えられる涅槃会を兼ねてお参りをしました。
みんなでお経を読み、仏さまの歌を唱ったあとに仏さまの話をします。
この日も話をした後、ふと考えることがありました。
果たして、子どもたちは自分の話をどれくらい理解してくれているのだろうか。
私が自分中心になって話をしているのではないかと思いました。
保育者としての基本は、子どもの目線で話すということです。
つい、その事を忘れがちで上からの目線で話してしまうことがあります。
頭ではわかっていても、実践になるとそのことが出来ていなかったのではないか、どこかで子どもだから構わないという気持ちがあったからではないかということに気づかされました。
人に話をわかりやすく伝えることは、なかなか難しいものです。
しかし、法事にいって法話をすることも、子どもたちに仏さまの話をすることも、相手がわかるように伝えていくことが大事なことです。
その、大事なことを疎かにして、当たり前のようにしていた私のこころを気づかせて頂いたことも、仏さまのご縁に合わせて頂いているからであり、今一度、このおもいを大事にして、法事でも子どもたちにもそのお心を伝えていかなければと感じさせられたお参りでした。