私たちは毎日、様々な人とふれあって生きています。
その一人ひとりは、それぞれに自分の考え方を持っていて、それぞれ自分なりの生き方をしています。
そのために、時には自分にとって「合わない」と思う人や、「理解できない」と思う人もいたりします。
そうなると、つい私たちは「この人は良い人だ」とか「この人は悪い人だ」と決めつけて接するようになり、やがて相手によって親しんだり敬遠したりするようになることがあります。
多かれ少なかれ、誰もがこれまでにそのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
しかし、それは自分を中心にした考えなのではないでしょうか? 私たちは、つい自分を中心にして他人や物事を見てしまいがちです。
良い人だとか悪い人だと決めつけてしまうのも、それは自分にとって都合が良いとか悪いとか言っているだけのことに過ぎず、本当にその人のことを正しく理解している訳ではないのです。
人は生まれた環境や生活習慣も同じではないように、性格や価値観もそれぞれに異なります。
けれども、誰一人として「いらない人」などいないのです。
それぞれ、一人ひとりがかけがえのない尊い存在なのです。