よくお仏壇を購入するのは誰かが亡くなった後がいい。
生きているうちに購入すると死が早くなる。
一家に複数のお仏壇があると先祖が迷うといったような迷信を耳にしますが、これはお仏壇を亡くなった人が入る入れ物だと誤解していることから出てくる言葉ではないでしょうか。
言うまでもなく、お仏壇とはご本尊、阿弥陀如来様をご安置する所です。
また、お寺(お内陣)を小さく縮小したものだとお考え頂けるとよいと思います。
このような意味で、浄土真宗の教えを受ける門信徒の方々にとっては「心のよりどころ」と言っても過言ではないです・蓮如上人は「念仏のことは急げ急げ」とおっしゃっておられます。
阿弥陀如来様を我が家にお迎えし、生かされた今日一日に感謝の心で手を合わす。
お念仏を称えさせていただくのに早いも遅いもありましょうか。
一日でも早く阿弥陀如来様をお迎えし、朝な夕なにお念仏称えさせていただくのが、浄土真宗の門信徒としてのたしなみでありましょう。
人生は「無常」です。
この世の縁がつきれば、老いも若きも誰でも死んでゆきます。
根拠のない迷信を信じることより、明日をも知れぬ今日、今このときを大切にお念仏申させていただきましょう。