「合掌・礼拝はいつしたらいいのでしょうか?」

 浄土真宗の合掌は十二通りある合掌の形の中の一番目、堅実心合掌を用いています。

これは両手を胸の前で合わせ、両指を綺麗に揃え、胸から45度傾けた形です。

このときに背筋はきちんと伸ばし、肘を張ることなく合掌するのがポイントです。

礼拝は合掌の姿勢から上半身を45度傾け合掌した手が地面に対して平行になるようにした姿勢で一瞬保持し、もとの姿勢に戻る事を言います。

ポイントとしては頭を下げるのではなく、上半身を傾ける事、慌てずゆっくりと動作を行うことです。

また合掌礼拝時には、必ずお念珠を手にし、

「南無阿弥陀仏」

とお念仏を声に出して称えます。

合掌をするときには両手にお念珠を通し、房を下にして親指と人差し指の間で軽く押さえて保持します。

次に

「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」

と必ず声に出してお念仏を一呼吸と半ぐらい称え、礼拝をいたします。

また、いつ行えばとの質問ですが、いつ行ってもいいですが、本堂や仏間への入退出時、お勤めの最初と最後には必ず合掌礼拝いたしましょう。