本堂の内陣やご家庭のお仏壇にお飾りをすることを荘厳(しょうごん)と言います。
お仏壇にも輪灯や金灯籠など、いろいろな荘厳が施されていますが、常に私たちがお荘厳をするところに上卓(うわじょく)と前卓(まえじょく)があります。
上卓とはご本尊の前にある卓で四具足の荘厳を致します。
四具足とは華瓶(けびょう)一対と火舎(かしゃ)燭台(しょくだい)です。
前卓とは上卓の下の方にあるすこし大きい卓になります。
前卓には平常時は三具足のお荘厳を致します。
三具足とは花瓶(かひん)香炉(金香炉と土香炉)燭台です。
また、花瓶と燭台をそれぞれ一対にした形を五具足と言います。
五具足のお荘厳は、年忌法要や報恩講などの特別な時に用いますが、五具足にするときには、上卓には打敷(うちしき)を前卓には水引(みずひき)と打敷(うちしき)をかけるのがよいでしょう。