お仏壇のお墓のロウソクを口で吹き消すことは、良し悪し以前の作法の問題になります。
茶道や華道などにも作法があるように、仏道にも作法があります。
例えば、お焼香の仕方をはじめとして、お念珠の持ち方、聖典の扱い方など、それぞれに決まりが有ります。
浄土真宗の作法は、戒律といった厳しいものではありませんが、やはり
「たしなみ」
として知っておいていただけたらと思います。
ロウソクの火は、線香の火をつけるためものではなく、阿弥陀如来さまの智慧を象徴的に表したものです。
したがって、それを私たちが息を吹きかけ消すということは、やはりいかがなものかと思われます。
したがって、芯をつまんで消すか、あるいは手で仰いだり、市販されているロウソク消しを用いるようにして下さい。