実際に、末期ガンから治った人はたくさんいます。
平成15年に末期ガンから治った人100名と、闘病中のガン患者1,000名が一堂に会して、2日間にわたって学ぶ
「千百人集会」
というのをやりました。
ある男性は、重度の前立腺ガンを患っており、あなたの余命は6カ月だと言われていました。
それで、どうせ長くないのであればということで、会社を人に譲って、食い改めて、好きなことをいっぱいやったんです。
そして、7年が経った現在、先日お会いしてきましたが、とてもお元気でした。
その男性がしたことが、もう1つあります。
それは口癖です。
「よくなる」
と、ずっと言っていました。
口に出すと言葉は力を持ちます。
梅干しのことを思い浮かべるだけで、ツバが出るように、自律神経というのは思った通りになります。
「ありがとう」
とたくさん言っている人は、感謝の人生になります。
病気を治すのも一緒です。
するかしないかだけなんです。
いくつからであっても、気持ちが変われば、体も変わるということです。
その
「千百人集会」
の第2回目が、去年の6月に横浜でありました。
ここでもたくさんの方が治っていきました。
自然退縮(しぜんたいしゅく)と言って、ガンの原因である頑張りすぎをやめて、食い改めて、そして楽しいことをいっぱいやったら、見事に変わりました。
そうやって、末期ガンからガンを克服した人はいくらでもいます。
福岡にいるスーパー103歳の昇地三郎(しょうちさぶろう)先生。
この方の元気で長生きのための健康方法を紹介しましょう。
まず、冷水摩擦です。
これと乾布摩擦は風邪の予防には一番です。
そして、せんべいでもピーナツでも、焼肉でも、食事でも、食事の際は口に入れたら30回噛みます。
そこが重要です。
また、自分で考えた体操をしており、今でも片足をあげて靴下がはけます。
そして、毎朝NHKの語学講座を聴いていて、今では7カ国語を話します。
95歳で中国語を始めて、3年後に中国の長春大学に行って、中国語で講演した、すごい人です。
特別な健康法じゃありません。
ちょっとしたことを60年70年ずっと続けているんです。
食事で一口30回噛むことを100年間続けているんですよ。
その昇地先生、去年の9月の敬老の日に初めてテレビに出まして、その中で長生きには笑顔が大切だと言われています。
誰だって、いつかはいのちは終わります。
だから、死を考えるということは、同時に残された時間を
「ああ、面白かった」
と言えるように、後悔しないためにどう生きるかなんです。