FacebookなどSNSでは実名を公開しているユーザーが多くみられ、Googleなどの検索結果として表示されることもあります。
自分の名前を検索すれば、自分に関する正確な情報が見つかることがあるかもしれません。
主に自分の名前をキーワードとしてWeb検索することを“エゴサーチ”と呼ぶことがあるそのだそうですが、一体どれくらいの人が、自分または知り合いの名前を検索しているのでしょうか。
そこで、インターネットコムとgooリサーチでは、エゴサーチを主とした
「Web検索」
に関する調査を行ったそうです。
調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,092人。
男女比は男性52.4%、女性47.6%。
年代比は10代16.1%、20代17.9%、30代21.2%、40代15.8%、50代16.7%、60代以上12.4%。
まず
「自分の名前をWeb検索したことがあるか」
を聞いてみたところ、全体の63.6%となる695人が
「ある」
と回答。
2008年の調査では、1,060人の45.6%がエゴサーチを経験しているという結果が出ていますが、今回はそれを大幅に上回りました。
続いて、エゴサーチをしたことがあるという695人に対し、正確に自分の情報が表示されたかを聞いてみました。
その結果
「表示された」
という人は39.4%(274人)で、
「表示されなかった」
が48.3%(336人)でした。
ちなみに2008年の調査では、エゴサーチ経験者の57.3%が自分の情報を見つけたと回答しています。
自分自身ではなく
「友人など身近な人の情報をWeb検索したことがあるか」
については、6割以上の回答者が、誰かしら身近な人を検索しています。
最も多かったのは
「友人や知人」
で496人。
次いで
「家族」
が355人。
「恋人・好きな人」
が210人となりました。
また、検索した動機としては
「どのような検索結果が出るか気になったから」
を7割以上が挙げています。
最後に
「自分の名前が誰かに検索されていたらどう感じるか」
という質問をしてみたところ、
「特に気にならない」
が46.5%(508人)、
「気分が悪い」
が40.9%(447人)、
「うれしい」
は9.1%(99人)でした。
その他には、
「知り合いに検索される分には構わないが、それ以外は怖い」
「なぜ検索されたのかが気になる」
「なんともいえない複雑な気持ち」
などという回答が見られました。
あなたは、自分をWebで検索、いわゆる“エゴサーチ”をしたことがありますか。
また、自分が誰かに検索されたとしたらどうですか。
それが知り合いだけではなく、見ず知らずの誰かからも検索されているとしたら…、どのように思われますか。
また、いろんな人のことを簡単に知りうる一方、自分のことも不特定多数の人に容易に知られてしまう。
そんな時代が、急速なスピードで訪れつつあることを…、ご存知ですか?