仏教では金封の書き方に何かきまりがありますか。

法事や葬儀など、僧侶を招いて仏事を勤める際の金封の表書きは、全て「御布施」と書きます。

まず、布施には、金品や衣食などを施す「財施」、お経を読んだり、仏様の教えを話したりする「法施」、おそれの心を除く「無畏施」などがあり、一般的に御布施はこのうちの「財施」にあたります。

また布施は、施す者と施しを受ける者、施し物の三者から成り、みかえりを期待しない、与えたもの、与えられたものにこだわらない、相手にこだわらないことを基本とします。

この布施の心を正しく心がけましょう。

ですので、読経したことに対する僧侶への謝礼や報酬というものではありませんので、「読経料」などの言葉は浄土真宗では用いません。

また、通夜や葬儀等に参列する場合の表書きは「御仏前」と書きます。

また「御香儀」、「御香資」と書いても構いません。

浄土真宗では「御霊前」という言葉を使用することはありません。