ここ最近、全国各地に「子ども食堂」が開設されるようになりました。
高校生以下は無料で食事ができる、子どもの居場所づくりのひとつのかたちです。
鹿児島県内にも45か所ほどがあり、それぞれの食堂とネットワークを組んで食材を融通しあったり、情報を交換し合ったりしています。
全国的にみるとお寺で開催されているところも多くみられ、京都の西本願寺でも12月18日にプレオープンされたようです。
「なんでも思い立ったらやってみよう」がモットーの私は早速取り組み始め、今年の1月で14回目の開催となりました。
お米をお供えする習慣のある善行寺では、ありがたいことにお米を切らしたことがありません。
子ども食堂も「まずはおにぎりだけでも提供できたらいいじゃないか、とりあえず始めてみよう!」と見切り発車でスタートしました。
すると1回目の始まりを待たずして、餃子工場から店頭に出せない商品の提供がありました。
いただく餃子は機械で成形するらしいのですが、たまにきっちり合わさらずに形がずれているものが出ます。
形が悪いといっても素人目からみたら全然そうは思わない。
中身は店頭に並ぶ餃子と同じですから、子どもたちに無料提供するのに何ら問題はありませんでした。
問題あるどころか餃子はなんにでも変身します!焼き餃子・水餃子はもちろん、粉と卵とキャベツを加えるとお好み焼きに。
そして子どもたちも大好きなカレーにも変身!
2回目、3回目と会を重ねるにつれ、食材提供・協力者も増えてきました。
7人の有志で食事を準備しますが、集まった食材で毎回メニューを決めます。
スッタフ間で「この味付けおいしいね~どうやって作ったの?」などと話しに花が咲き、準備をして子どもを待つ時間はとてもわくわくします。
“子どもの居場所作り”と思われていますが、実は私たちスタッフの居場所にもなっているなあと最近はつくづく感じます。
そして食材を提供してくださるみなさんの“施しの心”のおきどころにもなっているようです。
世の中のあたたかい気持ちが集まって開設される子ども食堂をこれからも応援してください!