5年日記というのがあり、
去年から2・3行の日記を毎日書くようにしている。
しかし、まったく何も書く出来事のない日は空白のまま。
以前のページを振り返ってみると、
空白がポツポツ目に付く。
私事だが、少し前に父が亡くなった。
この空白のページに
いくらでも父との思い出を書きこむことができたのにと、
少し後悔している。
それは何処かへ遠出するとかいうことではなく、
ありがとうを伝えるとか、
若い頃の思い出を聞いてみるとか、
そんな些細なことで2・3行の日記はうまる。
ミュージックスクールの先生から、
こんなことを聞いたことがある。
「音楽で大切なのはリズム、グルーヴ。
どうしたら心地よいグルーヴがだせるかというと、
音のない休符を味わうこと」と。
改めて日記を見返すと、
日記が譜面のように見えてくる。
空白のページが休符。
こういう休符ともいえるような時間が
大切なのだろう。
なるべく空白を少なくして、
この日記を埋めていきたい。