子どもの発想に学ぶ

ある日のこと

保育園で園児が

お友だちから

サランラップの芯で叩くという

意地悪をされたことがありました。

 

叩かれた園児は

「痛い」と大声を上げ

私も「大丈夫?」と言いながら

患部をみました。

 

すると、叩かれた部分は

ミミズ腫れのようになり

周りも赤くなっていました。

 

叩いてしまった子には

単なるおふざけのつもりでも

友だちに危害を加えることはしないように伝え

叩かれてしまった園児と共に

上司の元へ報告行きました。

 

上司がその子に

「痛かったね、どうしちゃったんだろうね」と話しかけると

その子は

「ちょっと、たのしくなっちゃったみたい」と答えました。

 

自分が痛い思いをしても

一茶防滴に相手を責めたりしないばかりか

友達は楽しくなって、つい叩いてしまったのだろうと

肯定的に捉える姿に

「見習わなければな」と

思った瞬間でした。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。