今年の夏は例年にもまして厳しい猛暑となりました

今年の夏は例年にもまして厳しい猛暑となりました。雨の日が少なかったからか、猛暑のせいか蚊が例年よりも少ないように感じました。毎年夏には家族のだれよりも多く蚊に刺されやすい身にとっては、その点は過ごしやすい夏でもありました。

夏休みも終わり、子どもたちが学校に通学する日常に戻りました。自分自身の小学生・中学生時代を振り返ってみると、夏休みはほぼ毎日近くの海に行って、泳いだり釣りをしたりして遊んでいた記憶しか残っていません。宿題は、夏休みの最後に慌ててしていたことを思い出します。今、自分の子どもたちはというと、夏休みの間、宿題の用紙やタブレットによる課題を解いたり、塾にも通ったたりしています。夏休みだというのに、ほとんど休めていないように感じがして、すこしかわいそうに思うところもあります。

そうした中、少年自然の家の3日間の宿泊キャンプ開催の予定がありました。その中には、登山や40kmを自転車で走るという日程も含まれていました。小学生の息子が参加する予定で、その日までにできるだけ時間をつくり、自転車に乗ったり、海で泳いだり、遠くまで歩いてみたりして体力作りに励んでいました。

ところが、新型コロナウイルスの爆発的感染増加によりその宿泊キャンプが中止になってしまいました。普段なかなか経験することのできない登山であったり、40㎞の自転車であったり、集団生活の規律の中で、きついけれども何かを成し遂げるという貴重な経験になるのではないかと思っていたので、親としても残念に思うことでした。

しかし、そのおかげで息子と頻繁に海に行って泳いだり、遠くまで歩いてみたりするなど、普段よりも長く一緒の時間を過ごせたことで、子どもの成長の跡を感じることのできるいい機会となりました。

せっかく体力作りに励んだので、今度、近くの山にこどもと一緒に登って見ようと思うことです。高校・大学となると、なかなか一緒に過ごす時間も少なくなってくるので、今こうして一緒にいることのできる時間を大切にしたいと、しみじみと感じることです。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。