この数年でインターネットや携帯電話の発達で、お互いのコミュニケーションの取り方は

この数年でインターネットや携帯電話の発達で、お互いのコミュニケーションの取り方は非常に便利になりました。

いつでもどこでも好きなときに誰かと連絡をとれます。

しかしながら、その一方で個々には孤独感を感じているという不思議な状況が有るようです。

 人との繋がりを求めていながら、自分の方には立ち入って欲しくない。

寂しさを抱えながらも人とのかかわりが煩わしい。

そのような意見をよく聞いたり目にしたりします。

いいことばかりを得ようとして、心には空しさを感じている。

それが今の時代なのかもしれません。

 新聞の記事に女子高生の友人関係の記事がありました。

携帯のメールには即座に返事をしないと「冷たい」と言われる。

友人間の話題に乗り遅れないようにしなければ、学校で輪に入れない。

脅迫にも似た感情の中で過ごしているという記事でした。

 自分のことを分かってもらうには、まず自分が心を開かなければなりません。

人と付き合うということは、互いに相手のためにという思いを持って接する必要があります。

これは、誰もが分かっているはずの、当たり前のことで有りながら、省みると私たちは自分ばかりが良い事を求めすぎているのではないかと思えてなりません。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。