先日、あるニュース番組の特集で、スイスにある永久凍土のローヌ氷河の氷が数十年の間

先日、あるニュース番組の特集で、スイスにある永久凍土のローヌ氷河の氷が数十年の間に急速に溶け、その溶けた水ががけ崩れをおこしたり、あるいは川に流れ込んで水害を起こしたりしていることが伝えられていました。

これらの原因は、いま地球規模で問題になっている温暖化にあり、もしこのままのペースで温暖化が進めば、近い将来、氷河の大部分が溶けて大量の水が河に流れ込み、スイス以外の河が流れている国々の沿岸部も大水害に見舞われることになる危険性が高いとのことでした。

その他に、北極の氷も毎年急速に溶け続けており、各地域では砂漠化が進み、湖が干上がったりしているところもあります。

このように、地球温暖化が原因と思われることが世界各地で起きていますが、ニュースや新聞などを見て今のままでは大変だなと思うことはあっても、私たちはどこかで他人事として流してしまいがちです。

しかし、ここ数年の暖冬や猛暑に見られるように、私たちの身近な環境においても温暖化の影響による異常気象が起きており、日本アルプスではライチョウの生息地が減少中であるとも聞きました。

このように考えますと、この問題は決して他人事ではなく、私たちの周りでも顕著に起きている事象であり、早急に取り組んでいかなければならないことだといえます。

まずは、温暖化を防ぐために、私の身の周りで自分が出来る事から取り組み、少しずつその輪を広げていきたいです。

さらには、未来を担う子供たちにも温暖化を含む環境問題を身近な事として捉えてもらえるようにしていきたいと思う今日この頃です。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。