『今を、一日を、一生を大切に生きる』

新たな年が始まりました。

今あなたは、今日というこの日を、どのような思いで迎えられたことでしょうか。

昨年のことを振り返りながら、家族や友人と新年を迎えられた喜び。

それぞれに、様々な思いで迎えられていることと思います。

私たちが今、新たな年を迎えたことを喜べるのは、とても尊いことなのではないでしょうか。

無事に新年を迎えられたということは、何でもない当たり前のことだと思ってしまいがちですが、わたしのいのちは、永遠に続くものではありません。

また、何年何十年生きられるとも限りません。

明日は、次の瞬間はいつどうなるか分からない日々を過ごしているのです。

そして、そのようないのちだからこそ、わたしがこうして新年を迎えられるということは、とても尊いことであり、また有り難いことであるといえるのです。

よくよく考えてみますと、わたしのこのいのちは、あらゆるいのちの支えによって、今日この一日一日を生かされて生きています。

わたしがこうして生きているということは、決して当たり前なのではなく、尊いご縁によって生かされているのです。

決して自分一人だけで生きているわけではありません。

言葉の上ではそれを分かっているつりではいても、つい忘れがちになって暮らしていますが、こうして新たな年を迎えられる喜びとともに、今一度、この事実を見つめ直し、生かされていることへの感謝の心を持ちながら、今を、一日を、そして一生を大切に生きていきたいものです。