まだまだコロナ禍が収まらない今日この頃ですが、そんな中で寺院関係も色々な取り組みをはじめつつあるように思います。
私が感じた変化の一つにインターネットを活用した取り組みがあります。
Zoomというアプリをご存じでしょうか。
すでにご存じの方も多いと思われますが、複数人で参加することのできるWeb会議用のアプリです。
機械音痴の私は知らなかったのですが、今年に入って利用する場面が増えてきました。
インターネットに繋がっている端末(パソコン、スマートフォン、タブレット等)なら利用可能であり、とても便利なアプリではないかと思います。
これまで会議や研修をするときは、必ず参加者が一つの場所に集まって行っていました。
しかし、今では家に居ながらパソコンで会議に参加したり、研修を受けたり、それが普通になりつつあります。
一年前まではとても想像できなかったので、この変化のスピードにただただ驚くばかりです。ある意味これも無常ということなのかもしれません。
このアプリを利用することで、会議や研修を開く際の場所・時間の調整やその場所までの移動といった手間を省くことができるので、時間に余裕が生まれたように思います。
もちろん直接会って話をした方が良い場面もありますので、すべてがZoomで済むというわけではありませんが、使い分けることで楽になる部分も大きいのではないかと思います。
2020年はコロナ禍にはじまり、いろんな事に自粛を余儀なくされた年ではないかと思います。
2021年もしばらくはこの空気が続くと思いますが、それだけでは私たちの生活もままならなくなってしまいますので、できることから少しずつ気を付けながら始めるという流れになっていくのではないかと思います。
既に精力的な僧侶の方は、法要や法事をそれぞれのコロナ対策の中で執り行い、それ以外にも寺報、チラシ、インターネット等を駆使して情報発信を行っております。
新しい形での布教伝道の始まりかもしれません。どのような状況下でも悲観的になりすぎずに冷静に対応し、できる事を前向きに粛々と進めていくことが大事なんだと教えられるような思いです。
もうすぐ2020年も終わりですが、2021年に向けて、コロナ禍の中でどのような取り組みが出来るのか、ご縁づくりというものを自分なりに考えてみようと思う今日この頃です。