ローソクの色は白以外にどんな色がありますか?

こどもたちの誕生日がくるとまだ小さかった頃には、テレビや漫画に出てくるこどもが好きなキャラクターをケーキに書いてもらって、そこに赤や青など色のついたローソクを年齢分たててお祝いをしました。大きくなってくると年齢分のローソクとなると大変なので、数字をかたどったローソクをたてて誕生日を祝ったものです。誕生日用のローソクには、青や赤や黄色等々様々な種類の色があります。その中で好きな色のローソクを選んで誕生日のケーキにたててお祝いをしたものです。

ところで法要等で使われるローソクにも誕生日用のローソクほどの種類はありませんが、色のついたローソクがあります。ローソクに色をつけはじめたのは江戸時代の中頃だといわれています。

報恩講法要等で朱(あか)いローソクを見たことがある方もいらっしゃると思います。浄土真宗ではローソクに4種類の色があり、法要の種別によってローソクの色を変えて使用しています。

白色は一般の仏事や三回忌までの法事等で、朱(しゅ)色は報恩講法要や七回忌以上の法事等、銀色は葬儀や追悼法要等、金色は仏前結婚式や住職継職法要等にて使われます。金色のローソクを朱色のローソクで、銀色のローソクを白色のローソクで代用してもよいとされています。

なお、浄土真宗で用いるローソクの形は碇(いかり)型と棒型の2種類があり、主に碇型を使用しています。