新学期がはじまる4月です。

新学期がはじまる4月です。

みんな、なんだかウキウキする季節ですね。

さて、私事ですが、この4月から娘が小学校に入学しました。

なれない生活で大変だと思いますが、毎日歩いて通学しています。

時間の過ぎるのは早いものです。

特に、子どもの成長は早く感じます。

ついこの前生まれたばかりだと思っていたのに、もう小学生とはなんとも自分が歳をとることを忘れておりました。

あなたはいかがですか。

年忌のご縁などにお参りさせていただきますと、大抵

「もう3回忌ですね」

「もう7回忌ですね」

なんて話になります。

私たちは、過ぎ去った時間をあっという間だったと感じるのです。

しかし、どうでしょうか。

過ぎ去った時間があっという間であるならば、これから過ぎ去る時間も、当然あっという間のはずです。

でも、私たちはこれからの時間は長く思えるものです。

今年は、夏季オリンピック開催の年でもありますが、

「この前の北京からもう4年も過ぎたのか…」

と驚く一方、

「次のリオデジャネイロ(ブラジル)までは4年もあるな。

ずっと先だな…」

と思うものです。

不思議なものです。

それが

「油断」

なのでしょうね。

これまでの時間、これからの時間、同じ時間です。

となれば、当然これからの時間もあっという間のはずです。

言いかえるならば

「この人生、あっという間」

だということです。

いかがですか?

あっという間のこの人生、どのように過ごされますか?

気づいたときには

「もう終わり」

の人生ではさみしいですよね。

桜の開花とともに、

「生きるとは」

ということを考えさせられる、そんな新緑の今日この頃です。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。